オリンピック水球男子無職ゼロにと言う嬉しいような悲しいようなニュース

今年はリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの年です。

それもあってか少しずつオリンピックの話題も増えてきました。

そんな中、気になるニュースがあったのでご紹介します。

五輪出場の水球男子「無職」ゼロに 32年ぶり快挙に雇用の申し出続々

リオデジャネイロ五輪出場権が懸かった昨年12月のアジア選手権で優勝し、32年ぶりの五輪出場を決めている水球男子日本代表「ポセイドンジャパン」が23日、都内で行っている強化合宿を公開した。多くの主力選手が収入のない「無職」状態だったが、リオ切符獲得以降に支援を申し出る企業が現れたことで現在は無職選手がゼロになったことがわかった。

デイリースポーツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160223-00000107-dal-spo

リオデジャネイロオリンピックに出場が決まっている水球の男子日本代表「ポセイドンジャパン」に所属する選手が「無職」の状態ではなくなったというニュースです。

これ自体は良いニュースなんですけど、裏を返せばそれまで主力選手であっても無職で水球を続けていたわけでして、そう考えるとあまり良いニュースでもないような気がします。

今回の件も雇用をしてもらえる会社からは期限付きの雇用と言うわけでして、オリンピックが終わった後にどうなるかはわかりません。

基本的にオリンピックが話題になっている間は、企業としてもオリンピアンを雇用することで今回のように記事になるチャンスもあり、宣伝広告の価値を見出すことも可能です。

しかしながら、それではスポーツの支援としては長続きはしません。

オリンピック種目の選手は国民からも国からも大きな期待を背負わされる割には、あまりにも待遇が悪いような気がします。

本来であれば国がきちんとした制度を整えるべきなのでしょうが、なぜかインフラばかりにお金を使ってしまいます。

ただ、税金を使うことには反対意見も多いと思うので、できれば民間企業が支援を行うのが理想的だと思います。

かと言って企業も余裕がないのにスポーツ支援などできるはずもありません。

1社が支援するのではなく複数の企業が協力してオリンピックに出場する選手を支援できる体制を作ることが必要です。