国際的なスポーツ組織でもイメージ悪化でスポンサーは離れます

ロシアで発覚した陸上のドーピング問題。

話がさらに大きくなり、国際陸上競技連盟の幹部もこのドーピング問題に関与した疑いが浮上し、スポンサーが契約を打ち切る事態になっています。

国際陸連のスポンサー契約 打ち切り相次ぐ

ロシア陸上界の組織的なドーピングに国際陸上競技連盟の幹部が関わっていた問題を受け、これまで国際陸連と契約していた大口のスポンサーが企業イメージを損なうなどとして契約を打ち切る動きが相次いでいます。

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160212/k10010406451000.html

国際陸上競技連盟のスポンサーが契約を打ち切る理由は「企業イメージが損なわれるため」。

スポンサーがスポーツを支援する理由として広告宣伝効果だと思われますが、どちらかと言うと直接的な広告と言うよりも企業イメージの向上により、企業の価値を上げると言う少し遠回りな理由が多いです。

もちろん社名やサービス名を覚えてもらうと言うことは重要ですが、その社名やサービス名がスポーツの場面で見られることでよりプラスのイメージを植え付けることが可能となります。

国際陸上競技連盟はドーピング疑惑と言うスポーツのイメージを損ねる問題が持ち上がったために、スポンサーとしても支援するメリットが少なくなった、むしろデメリットとなってしまう可能性が高いために契約を打ち切っているのだと思います。

陸上選手たちが全力を出し切り競技を行う。

そのひたむきさ、爽やかさ、情熱などなどさまざまなプラスのイメージを求めて国際陸上競技連盟のスポンサーになったのに、ドーピングが行われていて、しかもそれに連盟の幹部が関わっていたとなるとイメージは大きくダウン。

スポンサーは一般の人から「お前たちはドーピングを許す組織に加担しているのか」とマイナスのイメージにも捉えかねられません。

国際陸上競技連盟は世界中の陸上競技を統括する大きな団体です。

しかし、いくら大きな組織とは言えイメージが悪化するような組織であればスポンサーも離れてしまいます。

スポンサーを募集している団体や選手の方も、スポンサーのイメージ悪くなるようなことは決して行ってはいけません。

ひたむきにスポーツをする姿勢を見せることが、一番のアピールになります。