スポーツスポンサーシップ契約は権利と義務を守ることが大切

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あるスポーツチームを支援し、それをきっかけに企業ブランドを高めたい企業と、スポンサーを集めてチームの強化費に充てたいスポーツチームの利害が一致し、スポンサー契約を結ぶ流れになったとします。

実際に契約を結ぶまでの流れはどのようなものになるか、あまり知られていません。

スポーツチーム側が企業側に対して行うべきことは、スポンサー契約を結び、企業のロゴがユニフォームのどこに掲示されるのか、スタジアムのどの部分に示されるのかをしっかりと伝えることです。

ユニフォームに企業のロゴを掲載する場合、一番効果的なのは胸の部分、あとは背中の部分などで、金額によって大きさや場所も変わってきます。

どういう配置になるのかを契約を結ぶ前の段階で調整することになります。

また、契約書の中身をよく精査することも必要になります。スポンサー料はもちろんのこと、どこまでの権利が認められるのか、期間はどれくらいなのか、期間途中の解除、損害賠償はどうなるのかといったことまでこのような書類には書かれています。

中には数十枚に及ぶこともあり、それを精査するのも大変です。

ですが、いざ結んだあと、様々な手違いが起きてからでは後の祭りになります。

特に権利関係の問題はかなり重要で、決して流れ作業にしてはいけません。

食い違いがみられるケースはこうした中身の問題によります。

スポンサーとしてスポーツチームに出資したいと簡単には言えても、実際に出資に至るまでの道のりは険しく、多少面倒です。

なので、こうしたことを専門に取り扱う会社もあり、マネージメントの会社を通してやってもらうこともできます。

スポーツ選手もスポンサーとの約束は守らなければなりません。

肖像権の問題などややこしいことが多く、選手が勝手に第三社のCMなどに出ることが許されずトラブルになることも多々あります。

スポンサーとチームの関係性だけでなく、選手もその影響を受けることになるため、書類に何が書かれることになるか、多くの人が神経をとがらせるのです。