不正会計問題などで今期の収益が注目されていた東芝ですが、当初見込まれていた連結の赤字が
5500億円から7100億円まで膨らむことになったようです。
東芝、最終赤字が大幅拡大 過去最悪の7100億円に
東芝は2月4日、2016年3月期の連結最終損益が7100億円の赤字になる見通しだと発表した。5500億円の赤字とした従来予想から、過去最悪規模に悪化する。
ITmedia ビジネスオンライン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00000075-zdn_mkt-bus_all
非常に厳しい環境になってはいますが、東芝の事業のことは今回おいておいて、東芝が行っている
スポーツ事業はこれからどうなって行くのでしょうか。
東芝でスポーツと言えばラグビーだと思いますが、東芝は他にも野球部とバスケットボール部も
運営しています。
東芝スポーツ
https://www.toshiba.co.jp/sports/
実はラグビーについては昨年末東芝の室町社長がこんなコメントを残していました。
果たしてラグビー部などの運動部がリストラの対象になるのか。室町社長は昨年末、産経新聞のインタビューで、「まだ十分に議論できていない」と含みを持たせながらも、「従業員のモチベーションにも非常に効果がある。CSR(企業社会的責任)という観点でもどうするかという判断が必要だ」と否定的な見解だった。
産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/160201/prm1602010001-n3.html
広告というとらえ方ではなくCSRと言う点で東芝のラグビー部のことを考えているみたいです。
もしここでラグビー部を解散させたら社員のモチベーションも下がるということでしょうか。
確かに全国的に有名で優勝回数も多い東芝ラグビー部すら解散させる、と言うことになると事業の
リストラ以上にインパクトがある話になるかもしれません。
とは言えこのコメントは、昨年のラグビーワールドカップで日本代表が活躍したことを受けての
コメント。
他の野球部やバスケットボールはどうなるのかは分かりません。
1社丸抱えの企業スポーツはその企業の業績が伸びていれば問題ないのですが、今回のように企業
業績が悪化してしまうとリストラ対象の一番手に挙がってしまいます。
バブル崩壊、リーマンショック後など企業スポーツの衰退は常に問題になってきました。
東芝のスポーツチームがどうなるかはまだ分かりませんが、企業スポーツも可能であればプロス
ポーツ化を目指して複数のスポンサーを得ることでリスクヘッ ジをするなり、解散と言うことに
なったとしてもどこかが受け皿となってくれるように情報交換な どを積極的にする必要がありそ
うです。