企業がなぜスポーツのスポンサーになるのかもう一度考えよう

昨日、元プロ野球選手の清原和博氏が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されました。

インターネットのニュースだけでなく、NHKを始めとしたニュース番組、そしてtwitterや
facebookなどでも大きな話題となっています。

以前から清原氏にはあまり良くない噂があり、今回の逮捕も来るべき時が来たかととらえ
ている方もいます。

清原氏は現役時代、高校卒業1年目から西武ライオンズのレギュラーとして活躍し、その
年に31本のホームランを打って人気をさらに高めました。

高校時代から桑田氏とKKコンビとしても有名ではありましたが、プロ野球界に入ってから
もその実力を見せつけたわけです。

最終的には525本ものホームランを記録し、これは歴代5位の記録となっています。

「かっとばせ!キヨハラくん」のモデルとして子供向けのマンガにも出たり、CM出演が
解禁になった後にも多くのCMに出演するなどそのイメージは現役時代は決して悪いもの
ではありませんでした。

スポーツの支援は社会貢献だけではない

しかし、一部ではその行動に疑問符がつくこともあり、若干ダーティなイメージも付きま
とっていたので、今回の逮捕を受けて実刑が確定すれば今後CMなどで見ることは無くな
ることと思います。

そしてスポーツ選手ではないですが、スポンサーとの関係と言う意味ではベッキーさんの
騒動も見逃せません。

ベッキーさんは持ち前の明るさと、クリーンなイメージで様々なTV番組に出演し、そして
TVCMにも数多く出演していました。

しかし、今回の騒動の結果、全てのTV番組を休演し、TVCMも各スポンサーがベッキーさ
んのCMを差し替える結果になりました。

当たり前の話ではあるのですが、企業がCMに起用する、またはスポーツのスポンサーと
なってスポーツ選手を支援するのは寄付でもボランティアでもありません。

もちろんそう言った社会貢献の一面があることも否めませんが、社会貢献を社会貢献を
しているということで企業のイメージアップにもつながります。

つまり企業がお金を出すと言うことは、その企業にとってメリットがある、企業のイメー
ジがあがるからこそスポンサーになったりするのです。

スポーツ選手や団体の中にはスポンサーはお金を出してくれるだけの便利な存在だと考え
ている人が少なからずいますが、なぜスポーツにお金を出しているのかをもう一度よく
考えてみると、今後のスポンサー営業にしっかり活かせると思います。

スポンサーになってもらった後も大事

そしてスポンサーになってもらった後も気を抜いてはいけません。今回のベッキーさんの
件では、数億円の違約金を支払わなければいけないと言う報道もあります。

スポンサーはイメージを買っていたので、そのイメージを棄損されては全くの逆効果、営業
妨害とも捉えかねられません。

もし今後スポンサーがついたとき、それで舞い上がらずにしっかりと自分を磨き、結果を
残せばスポンサーもより信頼してサポートを続けてくれます。

スポンサーが何をスポーツに求め、スポンサーがついた後どう行動するか。清原氏とベッキー
さんの騒動をしっかりと見極めて、スポンサーとの付き合い方を考えましょう。