2020年に東京でオリンピックが開催されることとなり、様々な種類のスポーツの注目度
が上がってきています。
応援するチームや選手がいるというファン目線での注目度の高まりはもちろんですが、
そういった運動競技のビッグイベントや人気チーム、選手に対して資金や物資などを
提供することで選手たちを応援したいと考える企業も増えてきているようです。
このようにスポーツに関するチームや選手のスポンサーとなって経済的支援をすること
をスポーツスポンサーシップと言います。
企業や個人がチームや選手などに対して金銭面で手厚いサポートをすることで、選手が
より一層練習に打ち込めるような環境作りが可能となります。
チームや選手が強くなるためには資金が必要
なぜなら、より質の高い練習を行うためには機具や道具などが揃った練習場が必要不可欠
となりますし、選手にとって欠かせない体調管理のためには栄養価の高い食事なども摂ら
なければなりません。
そのためにもチームや選手の育成には多くの資金が必要となるからです。
ただ、企業側として純粋にチームや選手を応援したいという気持ちは当然ですが、スポン
サーとなるからには何らかの見返りが欲しいというもの事実ですし、実際にメリットも多
くあるのです。
このメリットの存在こそがスポーツスポンサーシップの仕組みでもあるのです。
スポンサーになると企業にもメリットがある
企業が選手やチームのスポンサーとなれば、ユニフォームに企業ロゴを入れることができ
たり、試合会場での商品販売やサンプル配布などの権利を得ることができます。
特に試合の中継やニュースなどでテレビに出るようなチームや選手の場合だと、企業にとっ
てかなりの宣伝効果や広告効果を生み出すこととなるのです。
このようにチームや選手をよりよい環境の下で試合や競技に臨ませるために経済的なバック
アップをする代わりに、企業側が高いプロモーション効果を得ることができることがスポー
ツスポンサーシップの仕組みの重要なポイントなのです。
また、近年ではアマチュアチームなどのスポンサーとなる企業も出てくるなど、自社のプロ
モーション戦略のみならず日本のスポーツ界の底上げにも一役買っている現状があります。
そういったことから考えても、スポーツスポンサーシップは今の日本のスポーツ界にとって
欠かすことのできない仕組みとなっているのです。