サッカー界のスポーツスポンサー契約の裏事情

7c2b479fbb33de05c27228028dfd4462_s

サッカーは世界規模の人気を誇るスポーツで、ワールドカップの視聴者数は
のべ260億人を越えるとも言われています。

そんなサッカー界では、その人気ゆえにスポンサーとしての契約を巡り、
各スポーツメーカーが熾烈な争いを行っています。
最も大きい契約となるのが、各国の代表チームと締結するユニフォーム
サプライヤー契約です。

各メーカーがユニフォームサプライヤーになりたがる理由は、サポーター
にとってユニフォームは最も身近な応援グッズであり、モデルチェンジする
度に新しいレプリカユニフォームを買い直してくれるため大きな利益が見込
めるのです。
利益が大きいことで、契約金も非常に高額になっています。

ワールドカップのスポンサー費用は巨額になることも

ワールドカップの優勝を狙えるチームには10年で1000億円を越える金額の
契約が提示されることもあり、各国のサッカー協会にとっても大事な収入源
となっています。

日本代表の場合、年間30億円程度の金額で契約されています。

また、代表チームのスポンサーになりたがる理由はレプリカユニフォーム
の売り上げだけではありません。

代表チームのスポンサーになれれば、選手が着用するスパイクについても
大きな権限が得られるのです。

例えば、個人でスポーツメーカーと契約していない選手に対しては自社の
スパイクを履いてもらうことが可能で、代表チームの試合を見たサッカー
少年たちに対するアピールになります。

代表だけでなくクラブチームも大きなスポンサーが

こういった大型契約は代表チームだけでなくクラブチームにも及んでおり、
スポーツメーカー以外の一般企業も多くスポンサーに名乗りを上げています。

なかには選手の年俸を一部負担する契約や、企業と同じ国籍の選手を獲得
するように進言するということも行われており、純粋にスポーツを応援する
のではなく、自社の宣伝のためにスポーツを利用するということも珍しく
ありません。
あらゆるスポーツのなかで最も人気が高いサッカーは、スポンサー契約
にも様々な事情が渦巻いているのです。