スポーツマンシップという表現、あるいはシップの部分は「精神」という言葉に置き換えられたり
もしますが、耳にしたことがないという人はまずいないのではないでしょうか。
そこには清く正しくという、ある意味人間としてのあるべき基本姿勢だといえます。
どんな競技であれ、スポーツマンとして正しい心構えを持っているものだと認識されているものです。
この姿は、健全運営を行う企業の姿勢と相通じるところがあります。
特に昨今は会社ぐるみの不祥事や情報漏えい、また収賄や不正会計などといったスキャンダルが後を
絶ちません。謝罪会見ばかりのニュース画面にうんざりしている人も多いでしょう。
スポーツを支援するメリット
そんな中、コンプライアンスをしっかり行い情報開示にも積極的で、公明正大な事業活動を行う企業
は、多くの人の賛同を得られやすいというメリットがあります。
たとえばスポーツの試合などで協賛企業、つまりスポンサーをしているようなところはクリーンな
イメージがつくため、事業活動に多大な影響とプラスのメリットをもたらすのです。
一方でスポーツ選手のほうも、プロとアマチュアを分けるボーダーといえば、スポンサーがつくか
つかないかで大きな違いが生じてくることは否定できません。
極端な話どんなスポンサーがついたかにより、ステイタスが左右したりということもあります。
スポンサー企業とプロスポーツ選手の理想的な姿というのは、いうまでもなく支援した選手が優勝
や上位入賞という戦績を残し、それによってそこに提示されている企業のロゴは、計り知れない
イメージアップが可能です。
クリーンなイメージを生む
スポーツ選手のほうも競技生活や試合参加の際の移動費など、必要経費がかかります。
お互いがお互いにメリットを享受し合える関係は、文字どおりウィンウィンの関係であり、選手と
スポンサーとの究極の理想的な関係ともいえるわけです。
またこのもたらされた相乗効果により、スポンサーのほうにもこれまで以上のクリーンなイメージや、
経済的なメリットも生まれることになります。