スポンサー企業がスポーツチームを支援している場合、その中の特定選手だけを応援するのは
稀なケースですが、チーム全体を応援することは最近はよくあることになっています。
そして、スポーツチーム全体を応戦することが、すなわち所属している個々の選手を応援する
ことにもなり、それがまたチームを育てることになるので、各企業が力を入れるというわけ
です。
さて、スポンサー企業がスポーツチームをサポートしたり、支援したりすることが、その企業
の社員のモチベーションをあげることになるかということですが、間違いなく社員のモチベー
ションはあがります。
スポーツ観戦や応援ということ自体が、観戦者やサポーターの士気を鼓舞することにつながる
わけであり、自分が贔屓であったり、ファンであるスポーツチームが試合に勝利すればなおさ
らです。
チームが試合に負けても効果あり
たとえ試合に負けたとしても、それこそ選手一人ひとりの活躍やいいプレーに刺激されること
も事実であり、自分も自分のことで頑張るぞという気持ちにさせてもらえるのです。
そこへ来て、企業が特定チームのスポンサーになれば、同じ企業の社員同士が、誘い合って
試合会場に足を運んだ入り、ときには練習場まで行って声援するということになるので、社員
同士のチームワークとか、連帯感が強くなり、さらに人的ネットワークも広がり、コミュニケ
ーションも活発になるので、スポンサー企業としては、人と組織の活性化策にもなるというわ
けです。
もちろん、時には期待に反した試合展開となったり、緩慢なプレーで腹が立つことがないわけ
ではありませんが、数年間も続けば、チームと社員が一心同体的な雰囲気になるので、これが
また企業活動上の活性剤に一役買うという展開となります。
企業としては、企業そのものの知名度をあげたリ、商品を世の中のコンシューマーに知ってい
ただく手段の一つとして、広告宣伝を目的としてスポンサーになる面もあるわけですが、その
費用対効果という点に加えて、別の大きな効果があるというのが、スポーツチームをサポート
することにはあるということなのです。